特集

多才な卒業生。
前川 潔さん

2015.11.05 卒業生

前進あるのみ!? 後ろには行かない積極的な前川 潔さん。

 会報Leap31号でもご紹介していますが、紙面では紹介しきれなかったユーモアあふれる素敵なお話をご紹介しましょう!

 私は、東芝の経理課長を定年退職しまして舞台の役者をしております。
 これも偏に、本学のお陰と感謝しております。
 本校へは、会社勤務の12年目の年に、激動する時代の波を勉強する必要に迫られ昭和53年3月に商学部商学科(通信教育)へ入学しました。入学式では、総代を務めさせて頂きました。会社の入社式でも総代だったので、万感の思いで臨みました。一般教養をはじめ専門科目では厳しくご指導頂きましたが、スクーリングへの参加では、屋外でのテニス、体育館でのバトミントンが、楽しみでした。又、授業終了後に先生達と近くのうどん屋さんでの飲み会も大いに盛り上がりました。先生、生徒とも、みんな活き活きしていました。
 ところが、東京、大阪、東京と転勤を繰り返し、休学も入れて卒業に19年かかりました。平成9年3月の卒業面接試験では、先生から「良く粘られました」 と労いの言葉を掛けて頂きました。大学の勉強は、知識の詰め込みでなく、生かす事です。考えることの大切さを学ばせて頂きました。一つの知識が次の知識を深めることになる。会社の仕事で大いに役立ちました。先生はじめ事務員の皆さん、地方での単位修得試験管の皆さんには、大変お世話になりました。
 紆余曲折を経て、無事定年退職しまして留守宅の和歌山へ帰りましたが、大阪でボランティアの勉強をさせて頂き、縁あって舞台の役者をしております。

 自己紹介には、二つありまして次の通りです。(1) 前川潔(まえかわ・きよし)です。と言ってから、身振り手振りで、前か脇よし、後にゃ行かない積極的な、まえかわ・きよしです。(2) 歌手の“まえかわ・きよし”とは、同姓同名同い歳。私が4カ月お兄さんです。歌はどちらがうまいでしょうか? お兄さんがうまいにきまってますね。
 こんな自己紹介をして笑って頂き、介護老人保健施設等で、ボランティア活動をしています。高齢者と一緒に手遊び歌、童謡、青春歌謡などを歌って、紙芝居を実演します。紙芝居が安来節の ”どじょうすくい踊り”になることもあります。諸先輩の笑顔に元気を頂いています。

最近は、これもまた縁ですが、地元橋本市の活性化の為、結成されたばかりの素人集団の”橋本ちんどん笑会”で私は、口上と歌とアコーディオンを担当させて頂き、大いに笑って頂いています。 橋本市の地域情報サイトの高野山麓「橋本新聞」に私の活躍の記事と写真が掲載されています。インターネットで見てください。
▼ http://hashimoto-news.com/

テレビでは、ABCテレビ「奇跡の地球物語」とNHK土曜ドラマ「夫婦善哉」に出演しました。教育用ビデオでは「裁判員制度」の裁判長役でした。

 在学中、在勤中には考えてもいなかった、今の自分が有りますが、よく考えますと好きだったことが出来ております。有難いことです。校友会には、毎年参加させて頂いております。旧友との交流と新しい出会いに胸弾む思いです。在校生のアトラクションも躍動を感じ、明日の糧となります。校友会の益々の発展を祈願致します。

 役者活動は、石炭倉庫(大阪市港区波除6-5-18最寄駅弁天町)を基点にしています。 公演チラシを掲載しております。インターネットで見て、来てください。

今後は、朗読・声優等の声を使う仕事のオーディションも積極的に受けたいと思いますので、皆様の幅広いご支援を宜しくお願いします。

 舞台役者 前川 潔
 平成9年 通信卒